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  1. マラソンを走るヒント(0)
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Re: The US Half Marathon

 投稿者:赤星  投稿日:2010年11月 9日(火)13時20分11秒
返信・引用 編集済
  > No.48[元記事へ]

雨の中、お疲れさまでしたねー(でもかえって思い出に残るかも)。
もう立派な一人前のランナーですね。
今週末は、がんばって走りに行ってきます!


> タイムは2:59:40でした。
> 昨日雨の中頑張って一人で参加した甲斐がありました。
>
> 赤星さんビックサーがんばってください!
 
 

The US Half Marathon

 投稿者:あずさ  投稿日:2010年11月 9日(火)01時16分28秒
返信・引用
  タイムは2:59:40でした。
昨日雨の中頑張って一人で参加した甲斐がありました。

赤星さんビックサーがんばってください!
 

マラソンを走るヒント6

 投稿者:赤星  投稿日:2010年10月17日(日)11時42分49秒
返信・引用 編集済
  前回紹介した高石ともやさんは、ホームページでもご覧頂けるように、通常のマラソンにとどまらず、トライアスロン、ウルトラマンレース、サロマ湖100Kmマラソン、果てはアメリカ横断トランス・アメリカ・フットレース(ロス~ニューヨーク;4700km)などにも参加されている筋金入りの長距離ランナーです。

(河合隼雄さんの文章からの引用)
.....
その秘訣のひとつは、「あっ、あの雲の下まで走ろう」とか、「山がだんだん近づいてきたぞ」とか、自分の走っている周囲の自然物をある程度の目標にして走っていると、どんどん走れるのだそうである。「数字にこだわって走っていると、やたらに疲れるのですよ」と言われる。
 今日は何㌔メー卜ル走ろうとか、時速何㌔で走るとして、今日は㌔ぐらい走ったとか、数字にこだわっていると、なんだかだんだんとしんどくなってくる。今日はまだ何㌔しか走っていないなどと考え出すと、重荷を背負って走っているようになってくる。ところが、雲や木や山や、その他の自然物などを相手にしていると、知らぬ聞にどんどんと走れるのだそうだ。
.....
 人生もマラソンにたとえられたりするが、われわれが人生マラソンを走っていくうえで、「数字」にこだわっていないか、考えてみるといいであろう。「自分は何点をとったか」「席次は何番か」「何平方㍍の土地を買ったか」「年収はいくらか」。確かにマラソン人生も数字に満ち満ちている。そして、われわれは「数字」にとらわれてしまって「やたら疲れて」いないだろうか。
 人生マラソンにおけるさまざまな「数字」が嫌になるのは当然である。それを無理に気にしないでおこうとすると、疲れはもっとひどくなるだろう。「俺は気にしない」と大声で触れ歩いて、周囲の人を疲れさせるのも芸がない。とすると、数字を気にしながらも、自分の人生マラソンで、「あの雲まで」とか「山が近づいてきた」といえるような「風景」がどのくらい見え、とのくらい楽しめているかと考えてみるのがいいのではなかろうか。
.....


「数字」は賢く利用しながらも、かといってあまりそれにとらわれすぎず、まわりの自然を五感で感じながら、自分のからだと対話しながらの走りが理想的なのかもしれません。わたしたちも「数字」にとらわれない人生を送りたいものです。
 

マラソン名言集16

 投稿者:赤星  投稿日:2010年10月17日(日)03時28分25秒
返信・引用 編集済
  16.「ぼくにとっては42キロまでが競技の世界です。残り195メートルは最後の感動を味わう花道なのです。」(高石ともや)


フォーク・シンガーでもあり、長距離ランナーでもある高石ともやさんの言葉。
タホーマラソンの最後の約200メートルくらいの直線ではこの言葉を思い出して走りました。

そのマラソンランナー歴は自身のホームページでも見ることができます。
http://www.tees.ne.jp/~isawada/takaishi-tomoya-run.html
 

Lake Tahoe Marathon 2010 Report

 投稿者:赤星  投稿日:2010年10月16日(土)08時06分45秒
返信・引用 編集済
  よく晴れた2010年9月25日、土曜日の朝8:30、僕たち7人はメンロパークの自宅のアパートの駐車場に集合した。堀口くん号が登録期限切れということが判明したため、福島さん号と岡見さん号の2台に分かれて乗り込み、一路レイクタホーを目指し、自宅を後にした。Freeway 280を順調に北上し、SFよりBay Bridgeを渡り、80号線を北に向かいSacramentoを抜けて最初の目的地Roseville/Rocklinに到着。La Bouというsandwitch caféでpaniniとsoupを平らげ腹ごしらえをした後で、近くのCostcoで食料、飲料、お酒を買い込み、再出発(乾杯用にドンペリも購入)。北側からタホ入りし、マラソンのスタート地点近くに到着。ようやくレース当日の駐車場を見つけ出し場所を確認した後、下見をかねてマラソンコースに沿ってExpo会場のホテルまで車を走らせ、自分が走るのをイメージしながらコースを辿ってみた。皆で思い思いに感想を言い合いながら、想像以上に起伏のあるコースに不安を覚え、そしてまた車で走ってもなかなか距離の減らないコースにさらなる不安を感じながら、ようやくホテルに到着。Bibの入ったpacketを受け取り、それぞれちょっとした買い物も楽しんでExpo会場を後にした(私はTシャツとバックを購入)。帰り際に谷本さんファミリーにも会うことができたのは良かったが、なんと谷本さん、シューズを家に忘れてきてしまったとのことで、とても気の毒な事態も発生したレース前日であった。

ホテルから宿まではレイクの東側を反時計回りに北上し、午後5時過ぎにIncline Villageに到着。目的のレントハウスは思っていた以上に広々として贅沢な作りで、ゆっくり滞在できないのがとても残念に思えるくらいの立派な宿泊施設であった。みんなで歓喜しながらあちこちの部屋で写真を撮りまくり、部屋割りを決めた後、夜は副料理長(?)岡見さんに料理の腕を振るっていただいた。おいしく出来上がった2種類のスパゲッティーとそうめんを皆で勢いよく食べてお腹を満たして十分なカーボローディングを行い、明日の朝食の準備を整えて、早めの就寝。エアコンの音が気になっていつもよりは寝付きが悪かったものの程々には身体を休めることができ、翌朝は早めに起床。レース着に身を包み、bibを付け、キッチンに行ってみんなと顔をあわせ、おにぎり、炊き込みご飯、餅、バナナなどを詰め込んだ。ドリンク、エナジーゼリーなどの持参品を確認してフルマラソン参加の5人で6:15頃に車に乗り込み出発。スタート地点に向かう途中、遠く彼方に見える山肌に光の線が現れ、美しい朝日がほのかに湖の水面の陰影を映し出し、徐々に光の量が増えていく幻想的な外の景色を見やりながら高まる気持ちを抑えつつスタート地点近くの駐車場に到着。記念撮影を終えてスタート地点へ向かった。思ったほど強烈な寒さは感じられなかったもののそれでも澄んだ冷気を全身に感じつつ歩を進め、朝日が山の上に姿を現し、湖にキラキラと反射した光と相まってまぶしい光に包まれたスタート地点のCommons Beachにほどなく到着。スタートの看板がこれから掲げられようとしている和やかな雰囲気の中、まばらだったレース参加者も時間が経つにつれ徐々に集まりだし、ノリのいい音楽と共に主宰者がマイクで会場を盛り上げようとしていた。少しずつ緊張感が高まる中、ストレッチをして身体をほぐし、合流した谷本さんも交えて皆と談笑しながら緊張をほぐし、ウインドブレーカーを脱ぎ、トイレをすませ、荷物を預けるころにはすでにスタートラインにランナーが集合し、いよいよという雰囲気が全身に伝わって来た。チームのみんなで輪になり、いつものように掛声をかけると、まもなく目の覚めるようなライフル銃の音が澄んだレイクタホーの空に鳴り響き、集団がいっせいに駆け出した。こうして僕らは9月26日、日曜日の朝8:00にTahoe Cityをスタートした。

出だしは順調だった。高地の環境がどれくらい走りに影響するか、全く予想もできずスタート直後はゆっくり目に走り出し、自分の身体と対話しながら恐る恐るペースを調節した。まだ序盤は涼しい気温で高い木々に囲まれた日陰のコースでもあり、上り坂が少し続いたかと思うと適度な間隔で下り坂が現れ、なんとか前半はあまり心肺系に負担を感じること無く一定のペースで走ることができた。しかしそれでも普段よりも少し負荷がかかると息がありそうな感覚はところどころで感じられた。太陽は徐々に高くなり気温が高まり汗ばむのを肌で感じ、この先に待ち構える厳しいコースを思いやりつつも、時々大きな道路からそれて湖畔近くを通るトレイル道から眺める、ボートを浮かべた湖は静かに波打ちながら眩しいくらいに輝いていて、僕らの気持ちを癒してくれた。途中、身体が冷えたためか道路脇の簡易トイレにも一度入り、時おり給水をとりながら亜由美ちゃんと着かず離れずの距離で時おりは並走しながらようやくハーフの13マイル地点を通過。時間は2時間7分。「これは何とか4時間半でいけるか?!」と思ったのもつかの間、しばらく先に標高6300フィートを示す文字とともに、噂に聞いた「Welcome to hill from hell」の看板が出現。そこから先はまさに壁のような上り坂が延々と続いた。100フィートごとに現れる標高の表示を確認しながら、一歩一歩まさに牛歩のような足取りで、けれど絶対に歩いてなるものかと歯を食いしばり、たびたび心が折れそうになりながら歩いて登る人達をゆっくりゆっくりと追い抜き、脇をハーフのトップランナー達がすごい勢いで追い越していくのを見やりつつ、ひたすら足下を見つめながら登っていった。すでに太陽は高く昇り、日射しが燦々と降り注ぐ下での過酷な「地獄」の上り坂、正直、この頃にはタイムなんてどうでもよくなっていて時計を見るのも億劫だった。ものすごく長い時間がかかった感覚のなか6800フィート地点を通過し、最初の看板から600フィートくらい坂を何とか登りきると「Heaven!」の看板が現れたが、あまりのキツさに全くそんな気分にはなれず、重い足取りで一歩一歩同じようにひたすら脚を自分のリズムで動かしつづけた。このままで残りの距離を走りきれるのだろうか、という不安がよぎったが、エイドステーションでは立ち止まって後頸部と大腿部に水をかけ、栄養ドリンクをしっかり飲んでから再スタートを切るようにしてからは気分的にずいぶんと楽になり少しずつ元気を取り戻し、次なる難関、Emerald Bayでの下って登る長い急勾配のループも何とか歩かずに前傾姿勢で地面とにらめっこしつつ、時にぼんやりと坂の上の方を見やりながらまた一歩また一歩とひたすら脚を前に運んだ。亜由美ちゃんが坂を歩いているのが見え「大丈夫かな?」と思いつつも声をかける元気もなく、ようやく登りきり、10kmのスタート地点でもあるコース最高標高地点に到着。確かに眼下に広がる湖の景色は美しかったが、残念ながらそれを受け止める心の余裕はなく、「ここからは下り!」「あと10キロ!」ということを心のなかで繰り返し唱えて腕を前後に動かし続けた。この頃には軽い脱水状態ではないかと思え、体全体が重くなって少しでも無理をするとあちこちに痙攣がおきそうな感覚の中、小刻みに設置された給水所を次の目標にして、そこで少しの休みと充分な給水をとって、また走った。35kmくらいからの残りの3、4マイルは本当に気の遠くなるような長さで、ちょっとした登りがものすごく脚にこたえたが、なんとか目の前の100メートル、10メートルを必死に走ったというか、感覚的には前に前に進んだという感じだった。チームのみんなはずいぶん先に行って、既にゴールしている頃かと想像していたため、途中で歩いている谷本さんと岡見さんを見た時には目を疑って、あらためてコースの厳しさを再確認した。25マイルを過ぎるとさすがに最後の気力のみ、という感じだったが、「no more hill!」「1 mile!」「almost there!」などの掛声を受け、朦朧となりつつも残った力を振り絞って前に進み、コースを最後に右に折れ、両脇をたくさんの観衆に囲まれた先にゴール地点が見えると、あとは自分へのプレゼントとばかりに一歩一歩足裏の感覚を確かめつつ、何とか目的を達成できそうな満足感に浸りながら、必死に前を見つめ無理に笑顔をうかべてゴール! しばらく膝に両手をあててゴール地点近くで息を整えていると、かずきくんが後ろから声をかけてくれた。そうしてようやくゴールしたんだな、と実感した。ストップウォッチを押すのも忘れていたけれど。こうして初マラソンへの挑戦が終わった。後で確認したタイムは4:40:44。長い長い42.195 kmであった。

ほどなく岡見さん、堀口くん、谷本さん、亜由美ちゃんがゴールし、遅れて心配したあずさちゃん、星さんも無事ゴールし、大きなケガ人もなく、全員完走という大目標は達成した。ただみんな当初の予想目標には届かず、満足感は今一つだったかもしれない。だけれどもあとで振り返ってみて、自分の場合はこれが実力相当だったんだ、と感じた。バスと車を乗り継いで宿に戻り、夕方過ぎから打ち上げパーティーを行った。思いがけずチームのみんなからバースデープレゼントをもらい、ドンペリで乾杯し、いつものように楽しい宴となった。持って来たお酒も料理もおいしかったが、ただ極度の疲労のためか、いつもよりはお酒も身体が受け付けなかったかも知れない、夜の12時頃にはお開きにして部屋に戻り、深い深い眠りについた。こうして長い一日が終わった。自分のことについて書かせていただければ、僕の40歳と7日での挑戦はチームのみんなのおかげで素晴らしい経験となった。もし、自分一人で挑戦していたとしても完走はできていたかも知れないが、もっと味気ないものになっていただろうと思う。この数ヶ月はチームのみんなと一つの目標に向かって行動をともにすることができ、実り多い、一生の思い出を作ることができたことをみんなに心から感謝したい。そのシャープな切れの良い走りが僕らアラフォー世代の目標でした、岡見さん、実のところ速すぎて実際に走る姿を見た記憶がない、谷本さん、若い力強い走りで常にチームの走りをひっぱってくれた、かずきくん、独自の調整法と走りでたびたびレースを盛り上げてくれた、星さん、男性陣にひけをとらない走りで私のペースメーカーにもなってくれた、亜由美ちゃん、ケガで調子を崩しながらも最後にはハーフまで走りきってくれた、堀口くん、なんとか5kから遂にタホーのハーフを完走するまで成長した、あずさちゃん、それからSFマラソン寒い中つきあっていただいた(それにBBQも)、山本さん、みなさん、本当にお疲れさまでした、そして、ありがとうございました!! これまでの経験から自分たちが何かを学んだかと聞かれれば、それは今ははっきりとは分からないが、タホーに向けての時にはキツいトレーニングを積み重ね、ステップアップのためのいくつものレースを経験し、最終的にこのコースをみんなと共に走りきれたという自信はこれからの人生で何かしら心の支えになるだろう。「不惑」の40歳ではあるが、これから先、惑うことも凹むこともきっとたくさんあるに違いない。その時は、もらった完走メダルを見返して、今日の日のことを思い出してみよう。きっとまた元気をもらえるはずだ。

レースの2週間後、再びレイクタホーを訪れる機会があった。再度マラソンコースに沿って車で辿ってみたものの、たった2週間前なのに、自分たちがここを走って通ったという感覚がなにかおぼろげで遠い昔の記憶のようだった。眩しいくらいの晴天のもと、一部雪化粧を施された山々に抱かれたレイクタホーはいつものように美しく、空気は神聖な気持ちになるくらい澄んでいた。


<Results>

[Marathon Overall]
                     Finish Time          Place         Age Group Place
Kazuki Fukushima      4:05:21              56(/342)         13(/25)
Mitsuteru Akahoshi    4:40:44             142               19(/30)
Nobuya Okami          4:43:12             153               18(/31)
Kojiro Tanimoto       4:48:06             168               23(/31)
Ayumi Fukushima       4:51:23             173               11(/18)
Tomohiro Hoshi        5:34:07             256               24(/25)

[Half Marathon Overall]

Hiroshi Horiguchi     2:29:01             305(/589)         36(/41)
Azusa Sakamoto        3:04:39             480               38(/47)

http://www.laketahoemarathon.com/

 

マラソン名言集15

 投稿者:赤星  投稿日:2010年 9月23日(木)10時11分12秒
返信・引用 編集済
  タホマラソン前の最後のマラソン名言集は、今は引退されて久しいですが、かつて芸能界きってのランナーとして知られた、上岡龍太郎さんのこの言葉をお届けして、われわれへの最後のエールといたします。


15.「マラソンのスタートラインに立つものは、42.195kmを走り抜くのだ、と決心したそのことだけで十分勇者である。」(上岡龍太郎)
 

マラソン名言集13&14

 投稿者:赤星  投稿日:2010年 9月19日(日)15時10分37秒
返信・引用
  「The Quotable Runner」(Mark Will-Weber)/「トップランナー 650の名言」より

13.「Running is a big question mark that's there each and every day. It asks you, "Are you going to be a wimp or are you going to be strong today?"」(Peter Maher)

『走ることは大きな疑問符だ。毎日、必ず聞いてくる。「今日は意気地なしか? それとも頑張るのか?」』(ピーター・メイヤー)


14.「Everyone is an athlete. The only difference is that some of us are in training, and some are not.」(Dr. George Sheehan)

「誰でもアスリートだ。違いはトレーニングをするか、しないかだけだ。」(ジョージ・シーハン博士)
 

心に響く「走り」の本5

 投稿者:赤星  投稿日:2010年 9月18日(土)14時20分53秒
返信・引用 編集済
  5.「走ることについて語るときに僕の語ること」(村上春樹)

村上春樹の「走ることについて語るときに僕の語ること」を読んだ。彼は1982年の秋に走り始め、以来これまで(おそらく)28年近く走り続けている。ほとんど毎日ジョギングし、毎年最低一度はフル・マラソンを走り、そのほか世界各地で数え切れないくらい、長短様々の距離のレースに出場している(少なくとも5年くらい前までは)。1983年に真夏のアテネで、マラソン発祥の地・マラトンまで初めてマラソンの距離を走り、そして100キロウルトラマラソンでも完走を果たし、トライアスロン・レースにも挑戦している。日本一よく走っている作家かもしれない。本書は、「走る」という最も基本的でかつ最も難しい(であろうと思われる)スポーツを通して、自分の肉体そして精神との語らいを、いつのもように彼独特の言葉で綴った回顧録である。私も最近走っているせいか、自分の感覚を気の利いた文章で代弁してくれる彼の言葉にいつも以上に共感し、そしてその彼の言葉を通して、走る自分によりよく向き合えるような気がした。自分もまた少しづつでも走りつづけたい、読んでいて自然とそういう気持ちにさせてくれる本だった。

(以下、引用)
.....
一般的なランナーの多くは「今回はこれくらいのタイムで走ろう」とあらかじめ個人的目標を決めてレースに挑む。そのタイム内で走ることができれば、彼/彼女は「何かを達成した」ということになるし、もし走れなければ、「何かが達成できなかった」ことになる。もしタイム内で走れなかったとしても、やれる限りのことはやったという満足感なり、次につながっていくポジティブな手応えがあれば、また何かしらの大きな発見のようなものがあれば、たぶんそれはひとつの達成になるだろう。言い換えれば、走り終えて自分に誇り(あるいは誇りに似たもの)が持てるかどうか、それが長距離ランナーにとっての大事な基準になる。
.....
走っているときにどんなことを考えるのかと、しばしば質問される。そういう質問をするのは、だいたいにおいて長い時間走った経験を持たない人々だ。そしてそのような質問をされるたびに、僕は深く考え込んでしまう。さて、いったい僕は走りながら何を考えているのだろう、と。正直なところ、自分がこれまで走りながら何を考えてきたのか、ろくすっぽ思い出せない。
たしかに寒い日には、ある程度寒さについて考える。暑い日には、ある程度暑さについて考える。悲しいときには、ある程度悲しさについて考える。楽しいときには、ある程度楽しさについて考える。前にも書いたように、昔起こった出来事を脈絡なく思い出すこともある。ときどき(そういうことはほんのたまにしか起こらないのだが)、小説のちょっとしたアイデアが頭にふと浮かぶことがある。でもそれにもかかわらず、実際にはまともなことはほとんど何も考えていない。
.....
今でも僕はマラソンを走るたびに、だいたいここに書いたのと同じ心的プロセスをくぐり抜けている。30キロまでは「今回は良いタイムが出るかもな」と思うのだが、35キロを過ぎると身体の燃料が尽きてきて、いろんなものごとに対して腹が立ち始める。そして最後は「からっぽのガソリンタンクを抱えて走り続ける自動車みたいな気分」になる。でも走り終えて少し経つと、苦しかったことや、情けない思いをしたことなんてけろっと忘れて「次はもっとうまく走るぞ」と決意を決意を固めている。いくら経験を積んだところで、年齢を重ねたところで、所詮は同じことの繰り返しなのだ。
そう、ある種のプロセスは何をもってしても変更を受け付けない、僕はそう思う。そしてそのプロセスとどうしても共存しなくてはならないとしたら、僕らにできるのは、執拗な反復によって自分を変更させ(あるいは歪ませ)、そのプロセスを自らの人格の一部として取り込んでいくことだけだ。
やれやれ。
.....
僕はこの冬のどこかでまたフル・マラソン・レースをひとつ走ることになるだろう。そして来年の夏にはまだどこかでトライアスロン・レースに挑んでいることになるだろう。そのようにして季節が巡り、年が移っていく。僕はひとつ年を取り、おそらくは小説をひとつ書き上げていく。とにかく目の前にある課題(タスク)を手に取り、力を尽くしてそれらをひとつひとつこなしていく。一歩一歩のストライドに意識を集中する。しかしそうしながら同時に、なるべく長いレンジでものを考え、なるべく遠くの風景を見るように心がける。なんといっても僕は長距離ランナーなのだ。
個々のタイムも順位も、見かけも、人がどのように評価するかも、すべてはあくまで副次的なことでしかない。僕のようなランナーにとってまず重要なことは、ひとつひとつのゴールを自分の脚で確実に走り抜けていくことだ。尽くすべき力は尽くした、耐えるべきは耐えたと、自分なりに納得することである。そこにある失敗や喜びから、具体的なーどんなに些細なことでもいいから、なるたけ具体的なー教訓を学び取っていくことである。そして時間をかけ歳月をかけ、そのようなレースをひとつずつ積み上げていって、最終的にどこか得心のいく場所に到達することである。あるいは、たとえわずかでもそれらしき場所に近接することだ(うん、おそらくこちらの方がより適切な表現だろう)。
もし僕の墓碑銘なんてものがあるとして、その文句を自分で選ぶことができるのなら、このように刻んでもらいたいと思う。

村上春樹
作家(そしてランナー)
1949-20**
少なくとも最後まで歩かなかった

今のところ、それが僕の望んでいることだ。
 

Los Gatos Creek Trail 30K Run

 投稿者:赤星  投稿日:2010年 9月15日(水)11時45分38秒
返信・引用 編集済
  先々週のAngel Island 12/25Kに引き続き、先週末の9/11(土)にLos Gatos Creek Trailで30K Runに挑戦しました。岡見さん、福島さん夫妻による立案・計画による、長時間・長距離LSDの企画です。星さん、私を含めた5人で、朝、スタート地点に集合して、まだ涼しい朝の7:30分ちょうどにスタート。公式レースでもないのに、こんなに早朝に集まって長距離を走る僕たちっていったい...という気持ちもなきにしもあらずでしたが...

今回は、1km/7分のペースに設定し、和やかな雰囲気でおしゃべりを交わしながら、また、はじめて見る景色を楽しみながらほぼ一定のペースでトレイルをゆっくりと駆け抜けました。途中、広い池や芝生の広がった公園がところどころに広がり、トレイルはジョギング、バイクなどの利用者・愛用者で非常ににぎわっていました。折り返し地点近くに非常に急な坂が待ち構えていましたが、歩くようなペースで何とか登りきり、広いきれいな貯水池を一瞥して、また来た道を折り返しました。15K過ぎ、20Kくらいまでは楽々ペースかと思いきや、残り10Kをすぎたあたりから徐々に脚が重く感じられるようになり、気温も徐々にあがり、どんどん体力が消耗してくる感覚に陥りましたが、さらにペースを落としながら、ゆっくりゆっくりと歩を進め、やっとのことで何とかスタート地点までたどりつきました。時間は3時間28分38秒で、ほぼ設定タイム通りのペースでした。しばらくは動くこともままならず、本番が心配になりそうなところでしたが、これまで積み上げてきた練習とともに、何とか30K走り抜いたという今回の経験を自信にして本番に臨もうと心に誓ったのでした。

その後、福島さん宅で反省会という名の下に、恒例の打ち上げを行いました。私と星夫妻は夕方より合流し、それから夜遅くまで非常に盛り上がり、今回もまた楽しい会となりました。

2週間後はいよいよレイクタホマラソン本番を迎えます。若干の不安はありますが、これまでできる範囲では何とか準備ができたのではないかと思いますので、最後の調整をして本番に挑むつもりです。さてさて、どうなりますやら。
 

マラソンを走るヒント5

 投稿者:赤星  投稿日:2010年 9月 6日(月)13時10分36秒
返信・引用 編集済
  著書「3時間台で完走するマラソン まずはウォーキングから」(金哲彦)の中で推奨されている、マラソンを走るための3ヶ月スパンでのトレーニング計画というものがありました。

この中で大切な原則が2つ。

1つ目は、トレーニング内容を、目的に沿って、時期に分けて変えること。
具体的には、最初の1ヶ月を、マラソントレーニングができるための身体づくりに、次の1ヶ月を、レースを目標タイムで走りきるための走りこみに、そして最後の1ヶ月を、つくり上げた身体を、レースの日まで最高の状態にもっていく調節期間にあてる、こと。

2つ目の原則は、トレーニングによって身体が変化するタイミングをうまくつかむこと。
超回復の時期にさらに負荷の強いトレーニングを行うと、超回復がうまくできずにオーバートレーニングによる疲労を招いてしまう。3週間、負荷の強いトレーニングをやった後は、1週間「超回復」のための休養期間を設ける必要がある、と述べられています。

http://www.facebook.com/photo.php?pid=526822&id=100000101136839&ref=fbx_album

ジョギングが中心で、レースペースで走るトレーニングがたいへん少ないことに驚かされます。
これから先、またマラソンを走ることがあれば、これを参考に調整を考えてみたいと思います。


<図中のことば>

ジョギング:ゆっくり話ができる程度のスピードで走ること。ある程度慣れたランナーで1キロ6~7分程度。

WS (Wind Sprint):数10メートルから100メートル程度の距離を、力まず速いスピードで走る短距離トレーニング。

LSD (Long Slow Distance):ゆっくりと長い距離を走ること。サブフォー目標のランナーで1キロ7~8分目安。

ペース走:マラソンレースで目標とするスピードを、身体感覚で覚えるためのトレーニング。サブフォー目標のランナーで1キロ5分40秒前後。

クロスカントリー:自然環境をそのまま生かした場所で自由に走る野外走のこと。

距離走:持久力、マラソンを走りきるためのスタミナと脚力をつけるためのトレーニング。ペースはだいたいジョギングとレースペースの間が目安。サブフォー目標では、1キロ6分15秒~6分45秒くらい。

ファルトレック:走るスピードに大きな緩急をつけるトレーニング。長い距離をゆっくり走る間に、サンドイッチのようにスピード走を挟み込む。例えば、10キロジョギングのなかで100メートル程度のダッシュを数本行う、数百メートル~1キロくらいの距離をレースペースより速いスピードで走る、など。

坂ダッシュ:100~200メートルくらいの登り坂を使い、上りをダッシュで、下りをゆっくりとしたジョギングで、数本から十数本くりかえすトレーニング。
 

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